新暦3月13日(旧暦2月9日)

2つ目のお願いとなります。

被災者の方々は、今大変な状況であり、地域は混乱しているはずです。
日々の生活が営める方は、日々の生活を止めないように願いたいのです。
世の中の仕組みが止まらず、狂わずに日々流れている状況があれば、現在どん底にいる方々でも、早くその日常の中に戻ることができ、心の安定を取り戻すことへと繋がります。
世の中の仕組みへも大きな影響を及ぼしかねない災害ですが、日々の生活をしっかりと行い、経済の仕組み、流れを止めないということは、被災にあわれた方々へも大きく影響します。
しっかりとした世の中の流れがあり、仕組みが保たれている場所があるからこそ、立ち直る気力と勇気と大きな支えを感じるのです。

どうか、今の状況を冷静に判断できる方が、しっかりと判断して欲しいと強く願います。
世の中が混乱してくるでしょう、そのような中でも食料、流通、政治経済をしっかりと見つめ、どようにしたら、善い未来への世の中の流れになるのかということを真剣に考えて欲しいのです。

資源にしても、エネルギーにしても、これから大きく動きます。

身近なところから世の中への視野を広げて、先を考え、行動することで、最悪の形を回避し、善い未来を創ってゆくことが出来ます。
日々の生活を行いながら、現状の足元、今の世の中をしっかりと見つめてください。
食料や医療、今回の災害で怪我をした方々もいれば、持病の治療の方々もおられたでしょう。
今、政府やボランティアなどが動いていることと思いますが、離れたところから見ていることによって、混乱の中からは見えない無駄や必要なものを見て取ることが出来るでしょう。

必要だと感じた物事がある方は、メモや記録、記憶し、そして行動することで、それは次に活かされます。
食料、医療と福祉いったものを、流通や金融といった経済の流れや、政治判断を冷静に見つめることによって、今後の未来の基礎となり、今より進化した未来への礎になります。
この時のことを活かし、事前に出来ることとして、何を準備しておいたらよいのか、個人や地域での備えができるでしょうし、再びどこかで災害が起きたとしても、この時、メモし、覚えていたことが活かされ、何が必要なのか、災害地に適切な援助をすることが出来るのではないでしょうか。そして被災されたから方も、被災されたからこそ、次には、適切な真心ある手助けをする者となることが出来るのではないでしょうか。

大変な思いをして、心も体もボロボロだと思います。それを支えるのは、周りの方々の冷静な判断からくる、心ある、真心ある行動です。
心の傷は、時間が癒します。
今一度、全てを基礎から見渡し、考えなおし、改善してゆくことで、善い状況ができてゆきます。
希望を失うことなく、支え合い、更に善い未来を創って行きましょう

また私は、本当の意味で亡くなった方々への冥福を願うのなら、生き残った私達が、どう人生を真剣に生き、どう生きた証しをたてるか、亡くなった方々の分も生き人生を歩み、更なる善い未来を創ることこそが、その冥福を願うことだと思っています。


比嘉良丸、りか