アメリカでの祈りの際に、長老の皆様へということで、青森から土偶、沖縄石垣島から、かんざしとペンダントを託されお渡ししました。

土偶は、祈りの最終日に現地に到着となりました。
当初の予定は祈りの最初の頃に届く予定でしたので、大変心配しておりましたが、(送って下さった方も、郵便局の方も初日の到着で手配しお送り下さったのですが、検査などに時間がかかったようでした)無事に届き、祈りの最後の夜に長老達が滞在していましたベースキャンプにて、聖なる火を囲み本当に最後の祈りを捧げた後に、呼びかけ人でもある、ドン・アレハンドロ氏より、共に祈りをしておりました長老達へと手渡されました。

一つ一つ、手作業で細部の模様まで施され(本当に細かい模様が付けられていました)焼きあげられた土偶は、青森からアメリカという長距離でありましたが一つとしてかけることなく、綺麗な形で届きました。

13個という数で到着した土偶は、ドン・アレハンドロ氏に1つ、この祈りを実現する為に動かれた、アダム・イエローバード氏に1つ。
残りは、マヤの神官達、インカ、メキシコなどいくつかの部族の長老へアレハンドロ氏が一人一人傍へ呼び、手渡されました。

13という数は、マヤにとって大きな意味を持つ数字であり、また、この度の祈りは「先祖の帰還」という意味もあります。
マヤは先祖は宇宙からきた人といいます。まさにこの土偶は先祖を意味するものにもなり、受け取った方々は、皆様大変感激し、中には泣いてくださる方もおり、皆さん土偶の事を「これは遠い祖先であり、本当に嬉しい」と仰る方、「村に帰り祭壇に祀る」と仰る方と皆様大事に抱えて持ち帰られました。


また、石垣島の花城さんからのかんざしとペンダントですが、かんざしは、羽をイメージして50個作って下さっており、ペンダントは月の形をしたものを30個作って下さいました。
すべて手作りであり、八重山黒檀(廃材などを利用)表面には、黒蝶貝の螺鈿細工が施してあるという素材も細工も本当に貴重なものでした。

おりしも、この祈りは、北のイーグルと南のコンドルの調和を意味する祈りです。
長老達に、羽をイメージして作っているということ、そして、髪を結ぶというのは神を結ぶということにも繋がっていることを伝えると、皆さんその意味に納得して下さり、すぐに髪に留めて下さる方、また、ネイティブの方には、大変神聖なものであるパイプと同じ入れ物に入れて大切にすると仰ってくださる方もおり、本当に嬉しく思いました。
月のペンダントは、太陽と同じく大切にされている月。月の儀式の時に使うと、大切に胸につけて下さっていました。

この度の祈りに際し、大変貴重なものを贈り物にして下さり、そして、とても今回の祈りに意味がある品を本当にありがとうございました。

この場を借りましてお礼の言葉をお伝えさせて頂きます。
本当にありがとうございました。

青森 柴谷さん作 土偶 石垣島マーメイド 花城さん作 かんざし 月のペンダント