大国ミロク殿本宮は、沖縄県沖縄市(旧:沖縄県コザ市)の八重島にある、黄金森(くがにむい)と呼ばれる森に鎮座しており、本宮の奥には、光明山(こうみょうさん)と呼ばれる聖地があります。周辺の地域には、その昔、首里から王様がこの森に参拝に来ていたという言い伝えがある、古くからの聖地です。

一九五二年(昭和27年)五月二十八日に開祖である比嘉ハツにご神託が告げられ、当宮の主祭神であります宇宙創成四祭神様の御神体がこの世に現れました。更に、その大神様の教えにより同年十一月十五日に山中に封印されていた天岩戸で開祖比嘉ハツにより神開きの業が行われました。

初めに龍王様と全ての龍神様、続いてその聖地の守護である艮金神様、大国ミロク大神様が表に現れました。

その際に、この洞窟内にある、「地上天国」という聖地に光が射しこみ、そこに居られた大地の父と大地の母が表に現れました。

開教当初は、ご神託により神開きされました鍾乳洞・天岩戸(あまのいわと)、そしてそこから表に現れました神々様をお祀りする為、山の頂に小さな祠を建立し「コザミロク殿」として始まりました。

初期のミロク殿

拝殿を広く増改築した際に、「大国ミロク大神 本宮」と改め、その後は、「大国ミロク大社」と呼ばれてまいりましたが、2020年には、神々様の御働きが大きく変化したことから、「大国ミロク殿 本宮」と改め現在に至ります。

山内には、三方艮(さんぽううしとら)の仕組みと呼ばれる三つの鍾乳洞「天岩戸(あまのいわと)」「天岩屋(あまのいわや)・傘軸(かさじく)」「身星(みふし)」「子の御嶽(ねのうたき)」「東の御嶽(あがりのうたき)」「獅子上観音(ししうえかんのん)」など御嶽、拝所を数多く配し、八百万の神々様の御働きになる聖地として、その信仰を集めています。

現在の大国ミロク殿 本宮